第10回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(広島県)安田小学校 5年 小松 沙羅(こまつ・さら)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

「給食廃棄もったいない」 大雨警報で休校 5万7000食が無駄に(中国新聞2019年7月19日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私の学校では、希望者はデリバリー給食を注文することができる。最近、当日の朝のキャンセルもできるようになり、利用する側にとっては、とても便利になった。しかし、この記事を読んで、急な休校のときに、大量の給食が廃棄されていたことを知り、おどろいた。私たちの学校の当日キャンセルとなった給食も、便利さと引き換えに、廃棄されているのかもしれない。そこで、この記事についてもっと知りたいと考え、題材に選んだ。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、先日、フードロスの取り組みについてのテレビ番組を見たそうだ。賞味期限切れの商品を安く売ったり、スーパーに並べられない形の悪い野菜を乾燥させて、みそ汁の具などに加工していたそうだ。給食も、このように、販売できる形に加工して、スーパーなどで売れないだろうか、と考えていた。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

現在、広島市では、急な休校が発生した場合、大量の給食が廃棄されている。フードロス削減のため、さまざまな取り組みが行われている中、広島市でも、何かできることはないか。例えば、休校になるかもしれない日は、短時間で調理でき、保存もできる特別メニューを考案し、その材料を常備しておく。その日使わなくなった食材は、小売店で引き取ってもらう仕組みを作っておく。カレーや煮物などは、レトルト商品に加工する。こう考えてみると、アイデアはたくさん出てくるのだが、どれも人手と時間とお金がかかってしまい、実行するのは難しい。負担のない範囲で、できることを探して、少しずつ取り組むしかない。そして、私たちが食べ残した給食も、廃棄されていることを忘れてはならない。私たちもなるべく給食を残さないようにすれば、フードロス削減に貢献できるはずだ。全ての「もったいない」を少しでも減らすため、子どもにも、大人にも、できることはあると思う。