第10回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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神奈川県川崎市立栗木台小学校 6年 富山 怜(とみやま・れい)さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
液体のりで細胞を培養(朝日小学生新聞2019年6月19日付)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
造血幹細胞は、病気になったぼくの体が元気になるのを助けてくれた細胞だ。それとのりがどうつながるのかとても不思議だったけれど、記事を読んでなっとくした。のりの成分は何かなんて考えたことなかったけれど、アラビックヤマトの主成分はポリビニルアルコールだと知った。これはぼくの新発見だ。身近なのりが医りょうとむすびつくのもおどろきだけれど、これに注目して研究した人たちのひらめきや努力もすごいと思った。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は「自家造血幹の移植でも、十分な量が取れなかったらどうしようと心配だった。この研究がうまくいけば、患者の不安や体のふたんだけでなく家族の不安や医りょうひのふたんもへらすことが期待できるから研究が成功して安全で確実な培養が実現できるようになることを願っている」と言っていた。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
病気になると痛いことやがまんすることばかりだ。ぼくは自分の造血幹細胞をとっておいて、自分の体に移植する治りょうをしたことがある。お医者さんは、造血幹細胞は白血球や血しょうばんを作ってくれる元気な赤ちゃん細胞だ」と説明してくれた。この細胞をとり出すのに6時間くらいかかった。この間、自由に動きまわれないのはストレスだ。でもこの細胞のおかげでぼくは元気になったと思う。自分のためじゃなくていつかだれかの役に立つかもしれないものを研究してくれる人たちがいることを知ってうれしくなった。今回の発見はアメリカと日本の大学のチームの研究だ。世界中のたくさんの人が協力してアイデアを出せばいろんな発見ができると思う。難しいと思われていることも、少しのひらめきや、あきらめずにいろいろためしてみることで、うまくいくことがあるのだと思える記事だった。