第10回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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東京都国分寺市立第五小学校 5年 渡部 詩乃(わたなべ・しの)さん

意見を聞いた人:父・母

記事見出し

「あおり運転同乗」デマ拡散 中傷被害の女性、提訴方針(朝日新聞2019年8月24日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私は、もし自分が知らないうちに、犯人にしたてられていたら怖く、悲しいと思って、他人事でないように感じてこの記事を選びました。まず記事を読んで、ツイッターに書かれたことなどをそのまま信じるのではなく、自分で調べて、本当のことかどうかを自分の目で確かめることが大切ではないのかと思いました。そういうことをできていない人が多いから、被害者の言うことを信じない人が多かったのだと思います。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「連日、テレビでもあおり運転の報道ばかりしていた。人々の怒りをあおるような報道だった。そうした報道のあり方も、この問題につながっている」と言っていました。父は、情報を広めた人は正義感でやっているが、自分が正しいと思ったときこそきちんと確かめることが大事だという意見でした。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私は父と母の意見を聞いて、テレビ報道でも、ツイッターでも「あおり運転」への人々の怒りをあおっていたと思いました。そうではなく、人々を冷静にさせるような報道や、インターネットの使い方が大切だと思いました。私は、「誰かがひどいことをした」という情報を友達が流していたとしても、そのまま信じないように心がけたいし、その友達にも、「それが本当だとは限らない」と注意してあげたいと思いました。また、最初に間違った情報を流した人はもちろん、それをすぐに信じた人も気をつける必要があると思います。今までにも、何回か同じようなことが繰り返されているので、社会全体でも、インターネットの情報とのつき合い方を考えていく必要があると思いました。