第10回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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埼玉県立川越女子高等学校 1年 新山 千紘(にいやま・ちひろ)さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
子と生きる~やまゆり園事件から3年(2)(朝日新聞2019年7月18日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
この記事を選んだ理由は、障害をもつ子とその親の障害に対する向き合い方に心を打たれたからです。世間では障害をもつ子はかわいそうといったマイナスのイメージがあると思います。確かに、この記事の親たちも不安や苦難を抱えていると思います。しかし、周りと比べるのをやめて前を向くことで明るく過ごせるということをこの記事から学んだと同時に、そのような姿勢が素晴らしいと感じました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は「生まれてくる子が健康で五体満足であってほしいと願う気持ちは、親や家族として当然のことだと思う。でも障害のある子はどこにでも生まれる可能性があるし、健康で生まれても途中で障害をもつこともある。特別なことではないので、障害があってもなくても大切な命として尊重される社会であってほしい」と言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
この記事を読んで、「私が振り回されている価値観は狭いのかもしれない」「マイナス思考は時間の無駄」など、後ろ向きな考えに流されず前を向くことはとても大切だと学び、そのようなことができる人を尊敬しました。しかし、私は障害があるからといって周りの人から差別されたり、不幸な思いをしたりすることはあってはならないことだと思います。この記事では、義母から離婚を求められたり、喜んでもらえなったりと、やはり今の社会ではまだ障害をもつ子やその親への理解がなされていないと感じました。障害があることによって難しいことや苦労することはあるかもしれません。だからこそ、周りにいる人が手を差し伸べることが大切だと思います。母が言っていたように障害のある子はどこにでも生まれる可能性があるので、自分が相手の立場ならどうしてもらえたら助かるかを考えて行動すれば、誰もが過ごしやすい社会になるのではないかと思います。