第10回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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福岡教育大学附属小倉中学校 2年 後藤 瞳依(ごとう・めい)さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
産む知識と産まない自由(毎日新聞2019年4月24日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
「産む知識と産まない自由」。私はこの見出しを見たとき、自分には関係のないことと思い読みとばそうとしていた。しかし、少子高齢化が深刻化している今、大きな問題点であると思い読むことにした。この記事を読むまで、私は結婚したら子どもをもつことばかりが夫婦の幸せと思っていた。しかし、この記事を読んで産まない選択をしたからこそ得られる幸せもあると知り、考え方が変わった。出産の知識を持って、後悔しない選択をしたい。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は「産む産まないは自由だが個人的には、子どもを産めるのであれば産んでほしいと思う。自身の経験から子供は計画的に授かれないこともあると痛感している。今は新しい命を授かり、日々幸せで人生が豊かになったと感じてる。出産にはタイムリミットがある。出産の知識を若い頃から持って後悔しない選択をしてほしい」と語った。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
産む産まないの問題は夫婦にとって大きなことだと思う。子どものいる人生と子どものいない人生は大きな違いがある。だからこそ、真剣に考えるべきだと思う。そのとき、後悔しない選択肢を選ぶためにも、若い頃から出産の知識を持つことは不可決なことだ。また、産みたくても金銭面のことから、しょうがなく産まない選択肢を選ぶ人もいる。少子高齢化が深刻化している今、このような人がいるのは、国にとってもその人にとっても、もったいないと思う。だからこそ、どんな人でも産みやすい環境づくりは大切だ。その一歩として、10月から始まる予定である保育の無償化が良い結果を出すことを願う。そして、産む人生を選んでも、産まない人生を選んでも、快適に過ごすことのできる、多様な価値観を認める社会になることを願う。