第9回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(千葉県)日出学園中学校・高等学校 高校1年 石澤 耀(いしざわ・よう)さん

意見を聞いた人:父

記事見出し

障害者雇用水増し27省庁(読売新聞2018年8月29日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私も障害者手帳を持っているので、他人ごとではないと思ってこの記事を選びました。記事を読んでいくと、元々は障害者が働きやすくなるようにという目的で義務づけられたにも関わらず、それが忘れられていって今回の問題が起こったように感じました。また、民間の企業では罰則等が設けられているのに公的機関にはあまり無いという話も聞き、今回露見していなかったら今後どのようになっていたのかとゾッとしました。

一方で、障害者のうち働ける人の数はちゃんと調べられているのかということを疑問に思いました。つまり、その人口に対して雇用割合の規定が大きすぎたということも考えられるのです。その点を調べてみたいです。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

父の意見は、法律があるから障害者を雇うのではなく、採用時の差別的な扱いが無い社会になってほしいということです。雇用促進のために法を作って数値化したのに、その促進を図るべき機関がごまかしていたことは許せないそうです。民間企業はその努力をしているからなおさらだと言っていました。いつか、障害者が好きな仕事に就けるような、働きたいと思う人が働ける社会にしなければいけないと思っているそうです。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

ずさんな算出方法になった原因は、厚生労働省からの通知に「原則」という言葉の誤った解釈にあるといわれています。もし本当にそれだけが原因であったとしても、やはりいろいろな受け取り方のできる言葉を通知に用いたことは良くないと思います。それに、罰則が少ないという点も今後変えなければいけません。しかし、民間企業ではお金を取ることができても、公的機関では税金から取ることになり、難しいのではないかと両親に言われました。なので、政府がこれからまとめる再発防止策の内容によって変わるそうです。私は、この問題の行く末を障害者の一員として見守り、二度とこのようなことが起こらないようにしていきたいと強く思いました。それと同時に、こんなことで「障害者」という字が新聞に載ってほしくなかったと思いました。そもそも「障害者」という言葉自体が好きではなく、自分がそれにとらわれたくないのです。なのにテレビや新聞でよく見るようになってしまって、少し嫌な気持ちになりました。私は、「障害者」という言葉が無くなって、皆が人に人として受け入れられるような、壁が全く無いような社会になってほしいのです。だから、双方ともが今回のことも乗り越えて歩み寄っていけば一番良いと思います。