第9回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(北海道)札幌創成高等学校 1年 林 桃加(はやし・ももか)さん

意見を聞いた人:友人

記事見出し

自助と共助 不便感じず~年間連載・老いをどこで(読売新聞2018年6月4日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

何気なく、パラパラと新聞を見ていたら目にとまった「超高齢の村」と「不便を感じない」という二つのキーワード。この二つがどう結びつくのか、超高齢なのに不便を感じないってどういうこと、そう感じた。でも、そこには昔からの住民との深いつながりや「支え合い」とは何かを考えさせられる自分がいた。マイナスのイメージしかない「高齢化」だが、私はこれを世間のお手本とするべき「支え合い」の場だと思った。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

「あったかいよね。将来、こういう村に住みたい」それが友達の最初に素直に感じたことだそうです。その理由を詳しく聞いてみると、「高齢化が進んでいる現代の裏で、お互いに助け合いながら生きていて都会とは違う一面を見つけたし、村外の人たちにも野菜を配っている。そんな姿に引かれた」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

友達も私も、一番最初に感じ、考えたのは、「高齢化」だった。スーパーや病院も遠い村で暮らすまーちゃんのような人たちは、昔から野菜や料理を分け合って、いろいろと支え合って生きている。確かに、あったかいと感じた。私は、今まで、都会で暮らした方が便利だし楽しいと感じていたが、友達の「こんな村に住んでみたい」という理由を聞いていく中で、今では減っている「支え合い」の場やおじいちゃん、おばあちゃん、村外の人たちの優しさ、あたたかさが伝わってきて、私もこんなあたたかい村に住みたいと感じた。今、都会ではこのような場がなくなり、「独り」や「孤」というようなキーワードが増えてきている。私は、この村の「支え合い」をお手本として、都会でも近所同士の「支え合い」の機会を増やしていくべきだと思うし、そのためにも普段の生活から、お互いにあいさつをするなど、簡単に始められるコミュニケーションの方法で支え合いたいと思った。