第9回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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福岡教育大学附属小倉中学校 1年 吉田 真輝(よしだ・まさき)さん
意見を聞いた人:父・母
記事見出し
日本の働き手 アジアで育成(西日本新聞2018年8月2日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
「少子化、仕事不足 一挙解決へ」という見出しを見たとき、そんなナイスアイデアがあるんだと興味がわいた。日本の働き手をアジア(フィリピン)で育成することによって、日本とフィリピンのかかえる大きな課題を解決する一歩になる。これは、学校の授業で習った「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」の目標の一つである「ウィンウィン」と同じだと思った。大きなデメリットがなければ、なぜもっと広がらないのかと感じた。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
父は、卒業生が日本で就職するのは、まだ難しいんじゃないかと言っていました。母は、10年くらい前からインドネシアやフィリピンから看護士や介護士の候補者を受け入れる制度があるけれど、あまりうまくいってないという記事を読んだことがあるので、課題が大きいのではないかと言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
父や母の話を聞いて、どんなに日本語や日本文化を学んでも、外国人が日本で就職するのは壁が大きいのが現実だと分かった。日頃、コンビニやスーパーのレジで外国人を見かけることが多いが、彼らはアルバイトの学生が多くて、就職しているわけではないそうだ。しかし、僕は、日本人の店員と仲良く話し、日本人よりも頼りになる外国人アルバイトを見かけたことがある。外国人だからという理由で壁を感じるのは、個人の問題もあるが、それよりも日本人の気持ちの影響が大きいのではないかと思う。今後、この記事にある卒業生のような外国人が日本で就職して、本当に「ウィンウィン」になるためには、日本人が人手不足の解決のためだけに外国人を受け入れるというのではなくて、僕たち日本人全員が外国人を「仲間として受け入れる気持ち」が大切なのではないかと思った。