第9回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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福井市社中学校 1年 坂東 瑠莉(ばんどう・るり)さん

意見を聞いた人:父

記事見出し

読書は必ず役に立つ~14歳の君へ わたしたちの授業(福井新聞2018年4月1日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

この記事を選んだ理由は、見出しの「ひきょうを許さず、他人の不幸に敏感になった」が見えたからだ。この見出しの上には、読書と書いてあるのに、なぜこの文なんだろうと不思議に思い読んでみた。この記事を読んで、子供の頃の感動はすごく大事だと感じた。記事の中の、大人になって読んでも手遅れという言葉に心を動かされ、後じゃだめだ、今なんだ。そう思い、休みの日には本をたくさん読む、と心に決めたのはこの記事を読んだからだ。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

私の父は、「読書を含め、今しかできないことをやっておかないと、大人になったときには手遅れになってしまうことが多い。『読書』だけでなく若いときにやっておくといいことをしっかりやるのが大切だということ。もし若くなれるなら、社会人にとって必要な文章力なども培っておきたかった」と話していた。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

今の社会において、読書をする時間は年々減ってきている。そのうえ、スマートフォンを持つ人が増えているため「紙の本」を持ち、読書をする時間は減少していく傾向にあるという。だが、私は「紙の本」を読むことに意味があると感じている。なぜなら「紙の本」は、実体がある。手に持ったときの重み、めくる感触。五感が使われ、脳が感覚も記憶し、情緒が育まれやすくなると思うからだ。そして父のように後悔しないために、今しかできないことをしっかりすることが大切だと思う。私はまず「紙の本」を読むことから始めたい。そして、現代社会においてAIが発達していくなか、人間だけが持つ感性を生かしつつ、情緒豊かな文章を書く仕事に就きたい。「五感すべてを活用し、人間だからこそ人を感動させられる文章」。そんな文章を書くには、AIには存在しない情緒が必要だと思う。だから、AIに負けないように今から「紙の本」を読んでいきたいと思う。