第9回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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東京都立小石川中等教育学校 中学2年 井上 日鞠(いのうえ・ひまり)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

「プラごみベルト」7.9万トン(日本経済新聞2018年8月21日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

最近、海の中にあるプラスチックごみについて、新聞やテレビでよく耳にする。そんなとき、この記事の見出しである「プラごみベルト」が目に留まった。今まで聞いたことのない言葉だったので、どんなものだろうと興味を持ち読んでみた。日本から遠く離れたカリフォルニアの沖合にあるプラごみベルトで、日本からのごみが一番多かったということに私はとても驚いた。また、これは私の日常生活に大きく関係しているのでは、と思った。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「プラごみについて知ってはいたものの実際に重さや面積を数字で見てみると、そのあまりの大きさに驚愕した。あらためて自分の生活を見直してみると、無駄なプラスチックを消費していることに気づいた。この問題は、一人一人が対策を考えられる身近な問題だから、私はすぐに実行していこうと思うよ」と話していました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私は自分にできる対策を三つ考えた。まず、店で買ったものは自分の袋に入れ、レジ袋をもらわないこと。次に、水筒を持ち歩き、できるだけペットボトルを買わないこと。最後に、落ちているプラスチックごみを見つけたら拾うこと。もちろんこれからは、上記のことを意識して生活したいと思うが、これでは限界があると思う。日本では、スーパーで買ったものをレジ袋に入れるのは当たり前のことだし、自動販売機はそこら中にありふれている。あめ玉だって一つ一つがプラスチックに包まれている。私たちが本当にやらなくてはいけないのは、プラスチックが使われているものを一つ一つ見直し、他に別のものに替えることはできないか、また、それぞれの店でプラスチックの規制を行い、より便利で環境に悪影響を与えないようなものを新しく作ることはできないか、考え、開発することだと思う。これからの未来を生きていく上で、私はそういった研究に携わりたい。