第8回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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愛知県一宮市立神山小学校 6年 加藤 聡琉(かとう・さとる)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

桜が美しいと一生思うまい 語り継ぐ 受け継ぐ 戦後72年 最終回(読売新聞2017年8月15日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

なぜこの記事を選んだかというと、見出しにある「桜が美しいと一生思うまい」という題が気になったからです。多くの人は桜は美しいと思っているのに、一生美しいと思うまい、という言葉に理由を知りたいと思いました。読んで思ったことは、戦争はぼくの知らない大変おそろしくこわいもので、たくさんの命をうばいその家族に大きな悲しみを残した本当にむごいものなんだと感じ、二度と戦争をしてはいけないと思いました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、「本当に切ない悲しいお話だね。お母さんも戦争が終わってから生まれたから戦争のおそろしさを知らないの。だから桜を見て今まできれいだとか、心がいやされるとか、そういう気持ちになっていたけど、来年から見る桜は、この記事を思い出し、戦争が二度とおこらないように祈ることにするね」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

ぼくも母が言ったように、今まで桜はきれいだとしか思っていませんでした。ですが、この歌人、岡野弘彦さんの記事を読んで、一生桜を美しいと思っていけないと自分に言いきかせているように感じて何だかとても悲しい気持ちになり、記事の上に涙がこぼれてしまいました。ぼくは戦争を知らないし、母も知りません。でも母とこれから桜を見てきれいだと思うだけじゃなく、無意味な戦争でとうとい命を落とされた人たちに祈りをささげ、二度と戦争をしない、させない、とちかう気持ちも持ちたいね、と話をしました。8月15日は終戦記念日で新聞には戦争に関しての記事がたくさんのっています。ぼくたち、戦争を知らない子どもたちは新聞やニュースで、もっとたくさん戦争のことを知り、そして学びを生かし、平和な世の中を守るため、二度と戦争という悲げきを生まないようにしなければならないと強く思いました。