第8回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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沖縄県沖縄市立美東中学校 3年 野原 光(のはら・ひかる)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

親のがん、子にどう伝える(琉球新報2017年8月24日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私は「親のがん、子にどう伝える」という見出しに興味を持ち、この記事を選びました。この記事を読んでみると「もし、自分のお母さんががんになったら…」と考えてしまいました。私はお母さんと二人で暮らしているので、私にとってお母さんはとても大切な存在です。だから、もし、がんになったら、私にも伝えてもらって、一緒に病気のことも、お母さんの気持ちのことも全部、考えていきたいと思いました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

私はこの記事を母に読んでもらいました。母はこの記事を読みおわると「お母さんなら、光にちゃんと伝えるよ。それで、もしものときに備えて、これからどうやって生活していったらいいのか光に教えるよ」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

「もしも、親ががんになったら」。私は伝えてほしいとあらためて思いました。もし、自分が知らない間に親に何かあったら、私は「なぜ、いつも一緒にいたのに気付けなかったんだろう。なんで私には伝えてくれなかったんだろう」と自分を責めると思います。でも、もし、がんになったとき、私にも伝えてくれたら、お母さんのためにできることを精一杯やります。お母さんにこの記事を読んでもらい、感想を聞いたときに一番、驚いたのは、お母さんが私のことを一番に考えていたことです。母は、もし、自分ががんになったらと考えても、自分の体のことじゃなくて私のことを考えていました。母から感想を聞いたとき、私は、お母さんが頼ってくれるくらい強くなろうと思いました。親ががんになったら、子どもは伝えてほしいと思うはずです。もし、がんになったら家族で話し合いの場を持った方がいいと思います。