第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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和歌山市立高松小学校 3年 佐伯 芽依(さえき・めい)さん

意見を聞いた人:祖母

記事見出し

「アメリカ大統領 初の被爆地訪問」(毎日小学生新聞2016年5月29日付)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私がこの記事を選んだ理由は、自分が被爆4世だからです。私の曽祖父と曽祖母が被爆者です。記事には、オバマ大統領のメッセージがあり、「核兵器のない世界を追求する」と書かれていました。その気持ちがあったからこそ、ヒロシマに来てくれたのだと思います。戦争から71年がたっていますが、私は、来てくれた時期が遅くないと思います。私が生きている間に、アメリカの大統領が来てくれたので、よかったです。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

被爆2世の祖母は、「ヒロシマに来てもらっただけでありがたい。被爆した人たちに会い、その人たちの気持ちを理解したいと考えたのだろう」と言っていました。謝ることはしなかったけれど、会うことによって、被爆者自身の気持ちを少しでも理解してもらえたら、うれしいそうです。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

祖母の話を聞き、私も、来てくれただけでうれしいと思いました。以前、私は母から「戦争は『やったらやり返す』の連続だ」と教えてもらいました。だから、戦争をした日本もアメリカも同じだけ悪いのに、オバマ大統領は先にヒロシマに来てくれたのですごいと思います。今度は安倍総理が、アメリカの戦地を見に行かなければならないと思います。それで、お互いさまになるからです。みんなが原爆のことを忘れてしまうと、またどこかの国が原爆を使うかもしれません。忘れないためには、被爆した人に体験談を聞かせてもらうのが一番いいと思います。ですが被爆者の平均年齢はすでに80歳を超えています。体験談を聞き、自分たちが自分の子どもに伝えていくことで、ずっと核兵器が使われないように、そしてなくなるように、みんなで力を合わせないといけないと思います。今回のオバマ大統領のヒロシマ訪問が、そのきっかけになってくれたら、うれしいです。