第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

兵庫県立武庫荘総合高等学校 1年 新居 拓人(あらい・たくと)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

「天才騎手の回復信じ 福永裕美子さんのケアノート」(読売新聞2016年8月14日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

天才騎手と呼ばれていた人が落馬事故で一瞬にして人生が変わってしまう。重い脳障害とリハビリ生活となる。状態は違うが、僕の家にも、突然難病になって身体障害者の認定をもらった祖父が同居することになり、軽度ではあるが、今までとは違う環境とお世話する父母の大変さが手にとるようにわかりました。37年のリハビリ生活。そう簡単にできるものではないと思います。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「親や大切な人が亡くなったときに後悔しないように自分ができるときにできることをやればいい。介護は無理したら続かないので家族みんなが協力しないといけない。いずれ自分の親が同じ状態になったときのために祖父が同居したことはいい勉強だと思う。家族の愛はどんな薬より一番元気になるかもしれない」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

元気だった祖父が急に歩けなくなった姿を見て驚いた。今では考えられないくらいに回復したし、一人でも歩けるようにもなった。それは母が言ってた家族の愛の力なのかもしれない。それでも以前のような祖父ではない。僕の家族は母だけが女性なので一番負担が大きいと感じる。僕もこれからはできることは協力して助けていきたいと思います。一家心中、自殺など介護に疲れた人の事件を目にすることも多いですが、もう少し家族や周りの人が協力していたら防げたのではないかと思います。家族以外でも困ってる人がいれば助けることができる人間でありたいと思います。高齢化社会と呼ばれるようになった今、僕たちが真剣に考えていかなければならないので実生活や実体験で得た知識を生かしたいです。