第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(愛知県)南山高等学校女子部 1年 山田 実咲(やまだ・みさき)さん

意見を聞いた人:妹

記事見出し

「外国人の子。 ほっとくの?」(中日新聞2016年7月13日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私の住んでいる地域には外国から日本に働きに来ている人がたくさんいます。通っていた小学校にも外国人の子がクラスに2人か3人はおり、そのため日本語の特別授業が受けられるようになっていて、それが普通なんだとばかり思っていました。しかし、この記事を読むと「補習制度は各学校に任せられている」とあります。何のバックアップもなく日本語の授業に放り込まれる子がいる。驚くと同時にその恐ろしさにぞっとしました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

地元小に通う妹は、「外国から来た友達は皆、特別学級で頑張っているのだと改めて思い、そんな子たちのためにも日本の政府には外国の子に日本語を教えられる講師を増やしてほしい。外国から来て不安な子たちの未来に希望が見いだせるようにするべき」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

実際に努力している友達を見てきているからか、説得力がある意見でした。さらに言うなら、政府には全国の小学校で同じように何らかの支援が受けられる仕組みを整えてもらいたいです。一般の職員でも教えられるような教材セットのようなものはどうでしょうか。難易度がいくつかあって、個人のレベルに合わせられるセットです。実現は難しいかもしれませんが、放っておいていい問題ではありません。日本語が話せないと授業についていけず、性格によっては友達もできにくくなります。それがきっかけで不登校になってしまったり、記事にもあるようにそのまま放置されてしまうかもしれません。明るいはずの未来を学校が塞いでしまわないような対策がなされ、苦しむ外国の子たちがいなくなることを願います。