第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(東京都)創価高等学校 1年 鈴木 琴恵(すずき・ことえ)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

「ホームスクールの伝統」(読売新聞2016年8月6日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私は中学生の頃、不登校を経験して、勉強は絶対に学校でしなければならないのか、と考えたことがあったので、「ホームスクール」という文字に引かれてこの記事を選びました。しかし、もし私だったらと考えてみると、人と関わらなくなってしまうかもしれません。私にとって、学校は対人関係を学ぶいい機会になっています。人はそれぞれ違うので選択肢の一つとしてはとてもいいと思います。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「ホームスクール、学校、それぞれに良いところと問題点があるので、一概に、どちらが良いとは言えない。個によって選択できる余地があるのが良いと思う。日本でも、このくらいの柔軟性があってもよいと思う。教育はあくまでも“子どもの幸福”のためにあるのだから」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私は母と話し合って、教育は子どものため、という根本を忘れてはいけない、と気付かされました。ホームスクールは「すべて子供次第」とあるように、自分のペースで一人で勉強するのがいい子もいれば、学校でみんなと勉強するのがいい子もいます。また、自分のペースで勉強できる半面、自分から学ぼうとする向上心があって、自分から友情を広げられる友好的な子でないと成り立たないと思いました。そして「個人主義の社会」といわれているアメリカと比べて、日本は協調性があり、人とのつながりを大切にするすてきな伝統があると思います。しかし反対にとらえれば、「みんな一緒がいい」「みんなと違ったらいけない」というのが多すぎる気がします。自分らしく生きるためにいろいろな選択肢を選べるようにし、周りもそれを受け入れるようにできたら、楽になる人が増えるのでは、と思います。私はマイノリティーを大事にして、私らしく生きていきたいです。