第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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埼玉県吉川市立東中学校 2年 谷藤 菜月(たにふじ・なつき)さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
「折り鶴に託す『心の終戦』 核といのちを考える シェア広島・長崎①」(朝日新聞2016年8月4日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
この記事を選んだ理由は、今年、オバマ大統領が広島の資料館を訪れている場面を、テレビで見たからです。「核」について詳しく知りたいと思ったことがきっかけです。これを読んで思ったことはやはり、戦争や原爆はとても恐ろしいということです。この記事には、原爆が落ちたせいで白血病になり、12歳で亡くなってしまった禎子さんの話が少しのっていますが、「原爆が落ちなかったら」と考えると、とても心が痛くなりました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は「戦争はどちらが正しいとか、良い悪いはないし、巻き込まれた国民たちがつらく、苦しい思いをする。戦争に正当性はないと思う。今は戦争の悲惨さを直接聞ける機会が減っていて、これからその機会すら無くなっていくと思うと、残念に思う。相手のことを考える『思いやり』が平和への一歩だと思う」と言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
私は、戦争や原爆をこの世界からなくすためには、それらの恐ろしさを次の世代の人々に、伝える必要があると思います。戦争や原爆を体験した人がだんだん少なくなってきているのが今の現状で、最近はあまり語られる場面が減ってきているのではないかと思ってしまいます。なので、こういう「新聞」という形で読みつがれること、「本」という形で読みつがれること、また、その人の「証言」という形で読みつがれることが、大切なのではないのでしょうか。そして、それらを世界にも知ってもらうことで、記事に書いてあるように「心の終戦」が訪れると思うのです。私は今年、広島にオバマ大統領が訪れたことで、戦争や原爆のことを考えるきっかけとなりました。みなさんも、一人一人が戦争や原爆のことを考えるきっかけに出合えれば、「平和」な世界の大切さが見えてくると、私は思います。