第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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埼玉県吉川市立東中学校 2年 青山 都希(あおやま・つづき)さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
「余録」(毎日新聞2016年8月12日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
「本が売れない時代に本を書きたい人は増えている」。この一文に私は興味を持ちました。私は本が好きです。だから「自分史」というものに心引かれたのかもしれません。自分の歴史をつづる自分史。特別、光が当たらない人生を送ってきたからといって、その人生が何もないものだったわけがありません。事実は小説よりも奇なりというように、どんな人生にもさまざまな物語があるはずです。この記事を読み私もその物語に触れたいと思いました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
「身近な人の人生をより深く知ることができるのは面白い」。母はそう言いました。身近な人のことでも意外と知らないこともある。好きな本。嫌いな言葉。友人のこと。自分と生活を共にする前の話。身近な人の自分が知らない一面をかいま見ることができる。書店で並ぶ小説にはない良さがあると思うと母は言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
自分の過去を振り返ること。身近な人の過去を知ること。そうすることで互いに、何か得るものがあると思います。自分で自分の物語をつづるからこそ、その文章には深みが生まれるのではないでしょうか。自分史だから、あのときの思い、そして今伝えたい思いを届けられるのではないでしょうか。そんな切実な思いのこもった物語を私は読んでみたいと思います。身近な人のものならなおさら、その本は特別な一冊になります。そして、自分史をきっかけとして才能に花を咲かせる人もいるかもしれません。私はそんな新たな名作もやっぱり読んでみたいです。たくさんの可能性を秘めた自分史。私はどんどん広がっていけばよいと思います。どんな本でも本には誰かの思いがこもっています。たとえ会ったことのない著者が書いた本でも、その本に心を動かされたなら、それはかけがえのない一冊です。そのかけがえのない本の中に自分史が加わっていけばすてきだと思います。