第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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さいたま市立土屋中学校 1年 田沼 歌歩(たぬま・かほ)さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
「放課後の居場所 100拠点 貧困家庭の子ども支援」(毎日新聞2016年5月24日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
私は、この記事を読んで、「貧困家庭」というのを初めて知った。しかも、その「貧困家庭」の子どもたちの割合が、高くなっていることにおどろいた。同じ日本に住んでいても、そういう子どもたちがいたことに衝撃をうけた。それと同時に、今、私たちは十分な食料を持っていて、時にはぜいたくができたりしている。そんなごく普通のことがとても幸せなことであると感じたし、決して「当たり前」なことではないんだなと思った。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は、「すばらしい取り組みだと思うが、利用の呼びかけに配慮が必要。あまりにも『貧困対策』を前面に出されては、利用をためらってしまう人もいると思う。親が相談しやすく、子供が安心して通える場所をつくってほしい」と、言っていた。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
話し合いをして、私は、「あまり、“貧困家庭”を前面に出さず呼びかけに配慮し、周りの人もよく理解することが必要」と、考えた。母も言っていたが、「すばらしい取り組みだと思うが、貧困対策を前面に出されては、利用をためらってしまう人もいると思う」と、思ったからだ。そして、訳もなく貧困家庭の人をいじめる人がいるとよく聞くが、それの原因の一つに、そのような家庭のつらさ、大変さなどを、よく知らないというものがあげられるのではないかと感じた。周りの人たちが、その人たちの気持ちをよく理解し、そして支え合っていくことが大事だと考えた。そうやって支え合っていくことができれば、このような施設がなくても、「居場所」ができるのではないだろうか。