第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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福島県須賀川市立仁井田中学校 2年 小針 莉夏子(こばり・りかこ)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

「フラガールの原点を体現 双葉出身のリーダー・モアナさん引退」(朝日新聞2016年7月31日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

ある日、母に勧められ新聞を読んでいると、ステージの上で子どもたちと笑顔でフラダンスをしている一人の女性が目に入り、興味を持ったのでその記事を読み進めていきました。4年にわたりフラガールのリーダーを務めてきたモアナ梨江さんは、原発事故のあった双葉町出身で、故郷への思いを生きる力に変えながら、多くの人を励まし続けてきました。その姿に私は強く心を打たれました。自分もそんな人になりたいと思いました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「小学校3年生のときからの夢をあきらめず努力を重ね、夢を実現させたことに強く感動しました。原発事故でステージでダンスできなくなったときもあきらめず踊り続け、多くの人を勇気付けすばらしいと思いました。“あきらめない”姿を見習いたいと思いました」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私は、3年生が引退した後、バレー部の部長(リーダー)を務めています。小学校5年生の頃からバレーボールを始め、途中でくじけそうになったことは何度もあり、大好きなバレーボールをやめたいと思ったこともありました。ですが、これからそのようなことがあったとしても、モアナ梨江さんのように自分の道をまっすぐに歩めるような力を持ちたいと思いました。また、これからの人生でどんな困難が待ち受けていたとしても、「夢の実現」というモアナ梨江さんから学んだことを忘れずに頑張っていきたいと思います。そして、同じ被災者として感じることがたくさんありました。しかし、彼女は故郷を救おうと一生懸命復興を目指していました。なので、私もいつまでも「被災者だから」と何も動かないのではなくて、自分自身が福島のために貢献できる立派な人になりたいです。