第7回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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沖縄県沖縄市立室川小学校 5年 大城 康叶(おおしろ・やすと)さん
意見を聞いた人:母
記事見出し
「選挙翌日 強行に怒り 北部ヘリパッド再開へ」(琉球新報2016年7月12日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
僕は琉球新報子ども記者として翁長知事を取材した。その中で「イチャリバチョーデー」とよく話していた。「県と国、米軍とのこと」を知りたくてこの記事にしました。沖縄は特に基地やヘリパッドなど、考えなくてはならない。国は沖縄に基地問題をおしつけ、県民も苦労している。ヘリパッド建設は戦争のためだ。県民が安心して勉強やすい眠等ができるのは世界から戦争がなくなることだ、と思う。世界を平和にするためにどうするか考えてみた。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は、「住民が今まで通りの生活ができなくなるのはとても不安である」「今まで使用していた場所が突然ヘリパッド建設のために柵で囲われてしまう」と、やはり不安をかかえていました。僕と一つだけ違うのは、母はヘリパッド建設を生活面で心配している。僕はヘリパッド建設を戦争へとつなげた。同じ記事でも見る人によって視点が違った。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
戦争が世界からなくなるには時間がかかると思うが、僕ら子どもが友達同士仲良くし、ちゃんと戦争について学び、子孫、子どもたちへと語り続ければ、より早く戦争がなくなると思う。知事は「世界中の人が仲良くなることが平和につながる」と話していた。戦争の原因は国同士のけんかだ。世界中の人々が仲良くすることで戦争がなくなり幸せに暮らせると思う。母が読むと生活につなげ、僕が読むと戦争につなげた。読む人が違うと記事から受ける印象も違うことを改めて思いました。このままでは、未来の沖縄はさらに県民の生活がくるしくなってしまう。だが、県民同士協力し合い、未来の沖縄を良く変えていきたいと思う。一日でも早く沖縄が良くなるように、国と県が向かい合わなくてすむように本当の終戦を迎えられたら県民も安心できると思う。知事は取材のとき、「沖縄が平和を守る砦となることで県民が平和に暮らしていける」と沖縄のあるべき姿を語った。僕も平和な沖縄を願う。