第6回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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富山県砺波市立砺波東部小学校 4年 中山 慧羽(なかやま・けいう)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

図書館 新刊貸し出しの賛否(読売新聞2015年2月17日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

図書館で運良く新刊をかりられたときは、とてもうれしい。それなのに、新刊かし出しに反対する人がいるなんて。理由を知りたくて読むことにした。反対の理由は、作家は苦労して本を作っているのに、新刊をかりて読まれて、あまり売れないからということだった。でも、図書館で無料で読める方がうれしいし、図書館の人も利用者やかし出し数が多い方がいいはずだ。本の作家も図書館も読む人も、みんながうれしくなる方法はないだろうか。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

作家と図書館との間には、ごかいがあるように感じる。作家は、新刊売り上げげん少の原因を図書館で同じ新刊を何さつも用意する複本にあると言う。図書館は、予算がへっているから、複本は少ないと言う。話が、かみ合っていない。新刊が売れにくい原因は、他にあると思う。もう少し調べて、歩みよって話し合えばいいと思う。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

図書館も作家も本当は同じ目的を持っているのだと思う。それは、多くの人に本を読んでもらうということだろう。でも、その方法が、買って読むのか、かりて読むのか、という点で対立しているのだ。本好きのぼくは、この対立を知って、何だか悲しいなと思った。争わないでほしいと思った。実は、ぼくは図書館を次のように利用している。本をかりる。おもしろかったときは、何度もかりる。どうしてもほしいときは、たん生日に買ってもらう。それは、かりて読んでしまっても気に入った本は、手元に置いて、いつでも読み返したいからだ。同じような人は、他にもいると思う。新刊かし出しを続けても、作家がこまらない方法は、あると思う。例えば、ある決まった数い上のかし出しがあった本の作者に、賞金をあげるのは、どうだろうか。大人でも、おこづかいよりも高くて本が買えない人もいるだろうから、図書館での新刊かし出しをやめないでほしいと、ぼくは思っている。