第6回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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愛知県一宮市立神山小学校 6年 塚原 麻友(つかはら・まゆ)さん
意見を聞いた人:曾祖母(父方)
記事見出し
沖縄戦70年 「潜在的な差別」今も(中日新聞2015年6月24日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
私が、この記事を選んだ理由は、太平洋戦争が終わって70年という節目の年で、また実際に沖縄の人たちが抱えている問題について考えたかったからです。米軍基地を置いている沖縄では、アメリカ兵による強盗や傷害、それに飛行機の操縦ミスや騒音など、いろんな問題を抱えていると知りました。本当に沖縄に米軍基地は必要なのか、日本の自衛隊だけで国の安全を守ることはできないのか、日本人みんなが考えるべき問題だと思いました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
私のひいおばあちゃんは女学生のときに戦争を体験したそうです。女学校時代に、勤労奉仕として軍事工場の手伝いに行かされてつらかったと初めて話してくれました。結婚するので工場をやめ、戻ったら爆撃を工場が受けて、助かったそうです。昔は食べる物もなくて今は本当に幸せな時代だと教えてくれました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
今まで、漠然と戦争はよくない、怖いことだと思っていたのですが、この記事を選んで、「平和」「戦争」というものを家族みんなで考えることができてよかったです。私たち子供は戦争は昔に起きたことと思っていたけれど、ひいおばあちゃんのように戦争を体験した人もたくさんいるし、まだまだ現実に沖縄の人たちの悩みは終わっていないんだと思いました。沖縄の人たちは戦争で、本土にアメリカ軍が上陸する前の時間稼ぎとして持久戦に持ちこまれ、約20万人の人が亡くなったと聞きました。子供からお年寄りまで参戦し、ひめゆり隊なども負傷者の看病をしたりして、最後には自殺してしまったと聞いて私は泣いてしまいました。昔は「戦争はいやだ」と言うこともできなかったと聞きます。戦争なんかしても何もいいことはないです。今の私にできることは、戦争反対の声を訴え、米軍基地問題のある沖縄の人たちが、少しでも負担が減るようにしなければいけないと思います。