第6回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(大阪府)関西創価高等学校 2年 緋田 舞美(あけだ・まみ)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

四日市公害 漫画で描く(中日新聞2015年8月11日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私は公害については今まで名前しか聞いたことがなくて、もっと知りたいと興味をひかれたので、この記事にしました。私は、戦争については繰り返してはいけない、と小さい頃から授業など知る機会がたくさん設けられているのに、公害については小・中・高校での授業でほぼ病名・病状・原因物質しかやらないのは、なぜだろう、と思いました。戦争と同じ日本の悲しい、繰り返してはならない歴史としてもっと学ぶべきだと思います。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、公害のことについて知っているつもりでも自分自身に置き換えて、例えば洗たく物の排水など身近なことが公害になりうるかもしれないというように考える機会は少ないと思う。毎日当たり前のように行っていることが周りに与える影響を振り返るという意味で、この新聞記事を読むことができて良かったと言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私は母と話し合って、日本の技術の発展はすごいことだけれど、便利な暮らしに慣れすぎている私たちは本当は当たり前ではないことを当たり前だと思い込み、もはや悪気なく地球を汚してしまっていることに気づきました。人間が欲張り過ぎた結果、地球のキャパを超えてしまい、楽した分以上の代償が公害として返ってきてしまったのだと思います。技術の発展のおかげで改善された点もたくさんあると思いますが、それが度を越し、今では本来の人間の能力を衰えさせるまでになりました。普段私たちが使用している商品にはどれも表示がされていますが、実際聞いたことのない物ばかりが調合されていて商品の使い方は分かっても商品自体のことは分かりません。出来上がった物を出来上がった物と見るだけではなく、環境に影響を与える物が入っていないかなど作製過程に少しでも目を向けてみることが大切だと思いました。その一歩として漫画というきっかけがすごくいいと思います。