第6回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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高知市立大津中学校 3年 谷 乃愛(たに・のあ)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

医師にぼっちり 土佐弁集(高知新聞2015年6月15日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

この記事を選んだ理由は、この春から勉強を教えてもらっている家庭教師の先生の研究についての記事だったからです。まず最初に驚いたことは、普段自分が何気なく使っている言葉も土佐弁だったことです。そのひとつが「すね」です。もし私が病院で「すねが痛いです」と言ってむこうずねを医師に診察されたら、この医師大丈夫かなと心配になってしまうと思います。だから、土佐弁の方言集があると便利だと思いました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母に意見をきくと、「高齢者の人たちが話してくれる言葉が、私でも分からないことがあるから、県外の人はまったく分からないと思う。南海トラフ地震が起きたとき、特に県外からたくさんの人が助けに来てくれるので、そのときのために今から医療現場でよく使う土佐弁を集めてくれていることは、とても心強いです」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

母の意見を聞いてまず思ったことが、日常の診療よりも南海トラフ地震などの災害時の方が県外の方がたくさん来るので、そういうときに使いやすいかたちの方言集にすべきだということです。もし図書館などに置いてある分厚い方言集のかたちにしてしまったら、災害時に持ち運ぶのが難しくなってしまうでしょう。そこで私は、方言集の持ち運びやすいかたちを考えました。一つ目はポケットに折りたたんで入れることができるようにまとめる形です。そうすればいつでもそれを持ち歩くことができます。二つ目は、その方言集を各病院や県庁のホームページに載せて、誰でもそこから取り出すことができるようにすることです。それによって、県外の方が事前に方言集を準備することができ、スムーズに支援活動を行えます。この二つの方言集の形をぜひ取り入れてもらって、本当に災害が起こったとき、たくさんの人に利用してもらいたいと思います。