第6回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第6回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

(徳島県)鳴門教育大学附属中学校 2年 横山 心優(よこやま・みゆう)さん

意見を聞いた人:母

記事見出し

患者の心まで彩る(徳島新聞2015年7月19日付朝刊)

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

薬や手術で病気を治す。それは身体のことだ。「こころ」を癒やす。それがホスピタルアートだと初めて知った。アートの力は全ての人にじわりと効く…その包み込むような色合いや画風が、私の心までも落ちつかせてくれた。私の将来の夢は医療関係の仕事に就くことだ。目に見えることだけにとらわれすぎてはいけない。この記事は私の心を大きく揺さぶった。人と人との関わりは心の交流があってこそだ。この記事を忘れない大人になる!

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

「お母さんもこの記事が気になっていたよ」。その言葉に私も笑顔になる。母の理由はこうだ。私が医療関係の仕事に就きたいと言っていたこと。もう一つは手先が器用で絵を描くのが好きな私に、アートの力を教えてあげたいと思ったそうだ。さらに、困難にくじけない森さんはすごいね…と感慨深げに語ってくれた。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

ホスピタルアートの仕事を知っている人は何人ぐらいいるのだろうか。新聞は知らないことを教えてくれる。そして新聞だからこそ、母と記事を見ながら会話ができる。そして忘れないように、記事をとっておける。私はこの記事を読んで、その仕事内容と影響に驚いた。母はその人物像に心ひかれていた。同じ記事を読んでも、受け取る人によって違ってくる。だが、その違いを話し合うことによって、記事の内容が2倍にも3倍にもふくれあがる。このような仕事を普及させるには、新聞の力は絶大だ。このように様々な職種を知ることができるこのコーナーは、私たち中学生にはありがたい。そして、私は母だけではなく、同じ中学生や、違う立場の人の意見も聞いてみたいと思うようになった。授業ではなく記事を介してのやりとりができれば、もっと新聞が身近に感じるかもしれない。一つの記事が、私の想像力をかきたててくれる。そして人とのつながりを感じさせてくれる。温かい。