第6回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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(東京都)明治大学付属明治中学校 2年 野本 布美(のもと・ふみ)さん
意見を聞いた人:父母
記事見出し
「キャラ弁」から考える(朝日新聞2015年8月3日付朝刊)
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
この記事を選んだ理由は、「キャラ弁」を作る親の気持ちや苦労を知りたかったからです。私は母に「キャラ弁」を作ってもらったことはありません。だから作る親の苦労を知りたいと思いました。記事には「小食を克服させたい」という思いや「何を食べているのか分かっているのかな?」という様々な思いがありました。私は「キャラ弁」ではなく普通の弁当の方がいいと思いました。何を食べているかわかる方がおいしく感じるからです。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は「あなたは食べることが大好きだったから普通の弁当しか作らなかった。でも愛情たっぷりの弁当を作った自信はある」と言っていました。父は「弁当で母親の愛情を測るのはおかしい。家庭にはそれぞれの事情があるので、弁当にかけられる手間は違うと思う。弁当と給食が混在していても問題はない」と言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
キャラ弁はやはり反対だと思いました。父の言う通り弁当で母親の愛情を測るというのは間違っていると思いました。父や母の意見を聞いて、友達がキャラ弁だから自分もキャラ弁がいいというのは小さい子供の発想だと思いました。キャラ弁だから母親の愛情が大きいということはないので、普通の弁当でもいいと思いました。また食育という観点からも何を食べているのかがわかりにくくなると思いました。例えば白い顔の部分にチーズを使ったり、ピンクの部分にハムを使っても、子供は見た目しかわからず、味を意識しないと思いました。一方で、小食の子供やキャラ弁しか食べない子供には、キャラ弁も有効な解決策だと思いました。今回の新聞で母が愛情たっぷりに作ったと言っていて、改めて母の愛情を知れたと思いました。またお弁当と給食のそれぞれの事情を考えて、多様性や異質なものが普通に存在している社会が良いのではないかと思います。