第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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高知学園高知小学校 5年 細木 海飛(ほそき・かいと)さん

意見を聞いた人:母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

明日戦争がはじまると書いていたので、はじめにびっくりして新聞に目がいきました。このところ同級生を殺したり、携帯のラインで仲間はずれにしたり、いろいろなニュースが流れています。人を人と思わなくなっているのかもしれません。僕は家のとなりの人ともあいさつしてもしてくれなかったりして話すことがありません。会話もなくかかわりもないことが、平和でなくなっていくのかもしれません。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、今の子供たちや大人もコミュニケーションがとれない。相手のことを思って、先に行動したり考えたりができない。事故で遅れた電車にのった人が、人の命のことを考えず自分のことを最優先に考える。こんな人をつくるのは、私たち親の育て方、今のメール、ゲームなど環境のせいかもしれませんと言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

人、心、命がないって怖いねという家族会議がひらかれました。6月にひいばあちゃんが亡くなり、はじめて僕は人が死ぬというのを見ました。冷たくなって固くなって、もう会えないと思ったら涙が止まりませんでした。死ぬって本当に悲しいことでした。戦争とは何もしてない人たちが死ぬということです。僕のひいじいちゃんは戦争を体験しています。怖くて必死に逃げたから助かったと言っていました。死ぬかもしれないと思って、ひいばあちゃんと赤ちゃんをおいて戦争に行ったひいじいちゃんはすごいなとおもいました。ひいじいちゃんが「戦争は二度とするもんじゃない」と言っていました。文にも書いているように、戦争は人の心があったらできないと。これから僕たちにできることをさがして心を通わせようと思います。そして人のことを思いやれる人になりたいです。