第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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岡山市立岡山中央小学校 6年 増本 雄太(ますもと・ゆうた)さん
意見を聞いた人:祖父
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
戦争のことが教科書で出てきても、どこか遠い昔話のようで実感がわかなかった。けれど、この記事を読んで、祖父と同年代の方が自分と同じくらいの年頃に経験したことを語った言葉はとても説得力があり、祖父たちがどんな気持ちで戦争を経験したのか伝わってきた。この記事をきっかけに、僕も祖父の貴重な戦争体験を聞き、話し合い、自分も次の世代に戦争を生きた人々の言葉と平和の大切さを伝えられるようになりたいと思った。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
祖父は、大切な人たちを守り、国の将来に役に立てると信じ亡くなった特攻隊の人たちがかわいそうだと言う。今の日本はそんな犠牲の上にあり、未来を担う僕らがしっかりと生き、国を良くしていかなくてはならない。そして勝っても負けても誰も幸せにはならないこんなむなしい戦争は絶対にしてはいけないと強く語った。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
祖父も空襲の中を逃げ、軍事教練で勉強もできなかったなど、初めて知った。こんなつらい経験は話したくないだろう。でも、種田さんや祖父は、戦争を知らない世代にきちんと事実を伝え、こんな苦しみを二度と味わってほしくないと思い、語ってくれるのだ。僕らは本当に感謝し、もっと真剣に耳を傾け、学び、次の世代へ伝えていかなくてはいけない。原爆資料館へ行ったとき、僕は言葉にできないなんとも重苦しい気持ちになった。命を奪われた人たち、残された人たち。親を亡くした幼い子供たちはどうやってあの中を生きていくのかと考えるだけで「死ぬも地獄、生きるも地獄」という言葉が頭から離れなかった。祖父の言う通り、戦争で誰も幸せにならない。憲法9条がニュースになる。平和を守るためには本当にどうすれば良いのか。今の僕には難しい問題だが、もっと関心を持って真剣に考えなくてはいけない。祖父たちが作った平和と自由に感謝し、守っていくために。