第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
- NIEトップ
- NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
- 第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
(大阪府)関西創価高等学校 2年 西 明音(にし・あかね)さん
意見を聞いた人:母
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
この記事を選んだ理由は、高齢者と地域社会の関わりに興味を持ったからです。日本の人口における高齢者の割合は、年々増加していると最近テレビや新聞でよく言われています。65歳以上の方が人口の35%を占めている町も、和気町以外にもたくさんあるのではないかと思いました。認知症の方の意見を尊重しながら話を聞いている、ケアマネジャーの方に感心すると同時に、自分は見て見ぬふりをしないかと考えさせられました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は「徘徊捜査訓練という発想がおもしろい」と言っていました。地域でこのような訓練を行うことによって、徘徊する側も、捜す側も、また地域の人々も、認知症の方に対する理解が強まると思います。あとは、この訓練を有意義なものにするために、一人一人が地域で支え合う意識を持つといいというのが母の意見です。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
私はこのような高齢者と地域を対象にした訓練がもっと増えればいいなと思います。たとえば、気分が悪そうな高齢者への適切な対応などです。これから、高齢者の人口はますます増加していきます。高齢化は日本の課題の一つと言われますが、私はそうは思いません。長生きできる環境にあるということは、とてもありがたいことです。それだけ医療が発達し、衛生面も良く、食料も豊富だということです。大勢いらっしゃる高齢者の方々に、どうやって「長生きしてよかった」と思っていただけるような対応をするかが、課題なのです。私たちの誰もが、いつかは必ず高齢者になります。今自分がその立場に立ったとき、日本は住みやすい環境でしょうか。「生きる」ことはできても、「生きることが楽しい」環境でしょうか。私も、高齢者の方と同じ目線に立って、祖父母や地域のお年寄りの方と接していきたいし、将来は介護福祉士になって、人生の先輩方のサポートをしたいです。