第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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(大阪府)関西創価高等学校 1年 小池 美華(こいけ・みか)さん
意見を聞いた人:母
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
絵を描いたり、何か物を作ったりするのが好きな私は、見出しの「アート」という文字に引かれてこの記事を選びました。作品を里山や空き家、廃校などに展示するという、集中と効率という都市の価値観と正反対であるところに、毎日慌ただしい生活を送っていては感じ取れない何かがあるように感じました。それは、自然と触れ合うことであったり、いろいろな人とつながることであったりと、人間が生きていく上で最も大切なことと思います。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は「たくさんの人から批判を受けても、美術を通じ地域の人に誇りを取り戻してもらおうと、自らの能力をいかして人の役に立とうと頑張る北川さんは素晴らしいと思う。あと、地元の人たちとアーティストの橋渡しの役目を担う北川さんは大変なことばかりあると思うが、それを楽しみながらしていることがすごい」と言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
北川さんのやっているような、自分の特技をいかして人々のつながりの場を作ることは、町おこしをするにあたってとても大切なことだと思います。どれだけ設備が整っていて暮らしやすい町でも人々がつながりあっていない冷たい関係であれば、その町は活性化しないと思います。実際に私が住んでいる町も町の人との関わりがあまりありません。だからこのような活動をさまざまな地域でその地域の伝統などをいかしながらできると社会はもっと明るくなるのではないでしょうか。アートに限らず、音楽やお祭り、スポーツなどで、現代の暮らしにかけているものを取り戻していけたらいいと思います。そして、その村や町に住んでいることに誇りをもって生活している人がたくさんいる素敵な国にしていけたらいいと思いました。そのためには、一人一人が「人々のために何かをやろう」と、北川さんのように、勇気をもって行動しなければならないと思います。