第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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大阪府立日根野高等学校 3年 長田 恵(ながた・めぐみ)さん
意見を聞いた人:母
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
この記事を選んだ理由は、赤ちゃんのときに病院の前に置きざりにされて苦難の道を歩んだ永岩さんが、難産の末に母親になり、今も分からない生みの親に産んでくれたことを感謝できるほど心境が変化したことがすごいと思ったからです。私は保育士を目指していますが、保育士の仕事だけではなく、永岩さんのように虐待や親に捨てられてしまった子どもたちが「生きていて良かった」と思えるような活動を将来してみたいと思いました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は「産まれてくる命には産まれてくる意味があり、普通に産まれるとその意味を考えられなくなる。産まれた命に無駄な命なんてない。だから良い経験だと思う」と言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
母の話を聞いて、産まれてくる命には産まれてくる意味があるという言葉が印象に残りました。私は17年生きてきて、産まれた意味を考えたことがありません。母の言う通り、私は恵まれた環境で産まれ、なに不自由の無い生活を送ってきたので、その意味を考えられてないのだと思います。この記事に出合ったことをきっかけに、産まれた意味を考えていきたいと思います。永岩さんのような、親に捨てられた子どもたちに必要なことは、「産まれた意味」と「無駄な命など一つも無い」ことを考えることができる環境と、愛情をそそいでくれる人がそばにいることだと思います。私は将来、保育士として子どもと関わる仕事もしたいですが、親に捨てられた子どもたちに愛情をそそいであげられる活動もしたいです。その子どもたちが、産まれた意味を自分なりに答えを見つけることができ、生きていて良かったと一人でも多く思ってもらえるような活動をしたいと思います。