第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(東京都)白百合学園高等学校 3年 吉川 利黎(よしかわ・りら)さん

意見を聞いた人:母、祖母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私がこの記事を選んだ理由は、自分にも思い当たる節がいくつかあったからです。友人と仲たがいをしても「ライン」等の会話アプリで謝罪をしたり、家にいながら母にメールで相談事をすることもあります。理由としては、自分に自信が持てず直接話しても拒絶されるのではないかという不安があるからです。そしてこの不安は小中学生の頃より年々大きくなっているような気がします。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母の意見は、この記事の内容はとても残念だということでした。母の学生の頃は携帯電話などはなく友人へ何か伝えなくてはならないときは、基本的には直接会っていたそうです。また祖母は単身赴任の多かった祖父と手紙を交わすこともあり、今でも思い出の一部として保管していて「メールでは後には残らない」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私の祖母も母も自信に満ちあふれた活気的な日々を送っていて、いつもうらやましいと思っていました。今回話し合ってみて今の自分の生き方から見直していかなくてはならないと強く感じました。まず人と面と向かって話す勇気を持つこと、自分の意見を他人にはっきり伝えられるよう努力をすること。特に実践しやすいのは学校です。授業内では積極的に発言をし、終了後は担当教諭に直接質問をし、コミュニケーションをとることができるようになれば安心して自分の意見を持ち表明しやすくなります。そしてそのためには学校側も見直さなくてはなりません。ディベートなどの意見交換の場をつくり、教師も個々の意見を認め発表の機会をつくるなど改善点は多くあります。「メール」では誤解が生じても気づきにくいものですが、直接伝えられるようになれば相互理解もはかりやすくなります。それにはまず自分の意見を持って自信をつけるところからです。