第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
- NIEトップ
- NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
- 第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
福井県坂井市立三国中学校 2年 向野 一空海(むこうの・いくみ)さん
意見を聞いた人:母
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
僕がこの記事を選んだ理由は、すごい量のバナナやブロッコリーが捨てられている写真に、とても驚いたからです。読んでいくと、世界では、年13億トンものフードロスが出ていると知りました。あまりに大きな数で見当もつかないけれど、一方では飢餓に苦しんでいる人々がいて、何とかならないのだろうか、と思いました。そして、「フードバンク」の活動を知り、すばらしい、と思いました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母もこのフードロスの数には驚いていました。でも、それよりも母は、フードバンクの活動に「なんてすばらしい人たちなんだろう。ありがたい」と感動していました。そしてもう一つ、「人まかせではなく、自分たちも何かできることがないか考えて、行動していかないとだめだね」と言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
フードバンクの活動のような、すごいことはできないけれど、一人一人がほんの小さなことでもいいから、フードロスが出ないように気をつけていこうと話し合いました。まず母は、とん汁を作るのにむいた、にんじんやごぼうの皮で、いつもなら捨ててしまうのに、きんぴらを作ってくれました。白菜のくずをつけ物にしてくれました。どれもおいしかったです。買い物に行くときは、冷蔵庫をのぞいて、必要な物を紙に書くようにしました。すると、「無駄な物を買わなくてよくなったし、必要な物が何かすぐ分かるから、お金も時間もロスがなくなった」と、母は喜んでいました。僕も食べ放題へ行っても、よく考えて取ってくるようにしました。後は、5歳の妹がどうしても残してしまう、食べ残しを持って帰れたらなと思い、「ドギーバッグ」があったらいいなと思いました。これからも、フードロスに家族で取り組んでいこうと思います。