第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第5回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

富山県舟橋村立舟橋小学校 5年   島木 琴子(しまき・ことこ)

意見を聞いた人:母、祖父

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私は、「要らない子でなく生かされた子だった」という見出しに、強く心をひかれました。そして、25年間も苦しみ続けた味樹さんが、ようやく暗闇からぬけ出せたことに感動してこの記事を選びました。
捨てられた要らない子だと親をうらみ続けたのは、実の親の愛情がずっとほしかったからだと思います。しかし味樹さんは、病院の人たちや自分を見捨てなかった養父母の血のつながりをこえた愛情で、「大切な自分」を見つけました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、「味樹さんの実の親も深い事情があったのかもしれない。子どもを殺さずに産んだのは、誰か他の人ならば幸せに育ててくれるかもしれない、という実の親なりの苦しい愛情があったからだと思う」と言っていました。祖父は、「すべての人に感謝している味樹さんは立派だと感じた」と言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私は、愛情とは何だろう、と思いました。私の母は、味樹さんを捨てた実の親にも愛情があったと言いますが、私は、本当の親が捨てなければ味樹さんの苦しみはなかったと思うので、母の意見には賛同できませんでした。しかし、血がつながっていなくても、味樹さんは、病院の人たちや、自分を丸ごと受けとめてくれた米田さん夫婦から、真の愛情をもらいました。私は、愛情とはただ「愛すること」、「愛されること」だということが初めて分かりました。私は夏休み中、言葉がうまく話せない子と出会いましたが、その気持ちが分からず、悔しい思いをしました。しかしそのとき、米田さん夫婦のことが頭にうかび、その子はもっとつらいのだと気付き、次はがんばろうとふんばれました。
苦しみは、どんなに努力しても他の人が分かることはできません。それでも、分かってあげようとし続けることが大切です。それが愛情のつながりを生むことになるからです。