第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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岡山市立岡山中央小学校 5年 増本 雄太(ますもと・ゆうた)さん

意見を聞いた人:母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

16歳のパキスタン人マララさんは、女性の教育と人権を求め、タリバンから銃撃された。命に関わるけがを負わされてもなお、タリバンを恐れず女性や子供たちのためにつくす姿を見て、僕は信じられなかった。こんな危険な目にあえば、とても怖くてそれ以上何もできなくなると思う。それなのに彼女は決してやめなかった。怖くないのだろうか。死ぬかもしれないという危険を冒してどうしてがんばれるのか、その理由を知りたいと思った。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、母親は子供を危険から守り、生きるために必要なことを教えなくてはいけないと言っていた。外国では文字が読めず、処方せんが分からないせいで、子供を死なせたり地雷の警告が読めず、命の危険にさらされたりしている。子供を育てる女性こそ十分な教育を受ける必要があり、マララさんの活動を本当に尊敬しているそうだ。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

教育は本当に大切だ。パキスタンでは言いたいことが言えず、教育も受けられない、自由を奪われ虐げられた生活を送る人たちがいる。だから、マララさんは立ち上がった。教育について国連で堂々と力強く訴えた。一番印象的だったのは、「とりわけタリバンの息子や娘たちのために教育が必要だと思うのです。」と語っていたところだ。銃で撃たれても、それにおびえず、相手を許し、襲った者の子供たちを思いやる心の広さに驚かされた。教育を受け学ぶことで、何が正しく、何をすべきか考えられるようになるのだと思う。マララさんの訴えは、自らが経験したからこその言葉であり、同じような辛い経験をしている人たちの心の叫びを勇気を持って代弁したのだ。彼女の言葉が多くの人の心に届き、実現できるように願っている。僕は、この記事で自由に発言でき、十分な教育を受けられる国に生まれた幸せに気づかされた。このことに感謝し、自由を大切にしながら精一杯努力し学んでいこうと思う。そして将来社会に貢献したい。