第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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八代白百合学園高等学校 3年 富田 真由(とみた・まゆ)さん

意見を聞いた人:母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私がこの記事を選んだ理由は、ネット選挙に対して、前からすごく興味があったからである。また、ネット選挙でどのような効果があったか、投票率にどのような影響があったかが気になったからである。記事を読んでみて、ネット選挙が投票率アップにつながらなかった原因の一つに「説明不足」があると考えた。有権者はもちろん陣営関係者もがネット選挙のルールなどを把握しきれておらず、ネット選挙を十分に活用しきれていなかったと思う。また、情報量の多さに戸惑う有権者もおり、ネット選挙をもっと分かりやすく、利用しやすいものに改善すれば、ネット選挙を参考にする有権者も増えると思う。次の選挙では、ネット選挙を参考にして、投票をしたという人が増えると良いと思う。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「ネット選挙」という名前は誤解を招きやすいので、「ネット選挙運動」などもっと分かりやすい名前にすべきだと言っていました。また、みんながみんなネットを利用しているわけではないと思うと言っていました。ネット選挙を参考にしていないという人が9割近くもいるのを見ると、ネット選挙に魅力を感じていない人が多いと考えたと言っていました。投票率アップにつなげるためには、ネットを見た人が、投票に行こうと思うようになるような、「ネット選挙」にしなくてはいけないと思うと言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

話し合ってみて、「ネット選挙」は今のままではいけないと思った。ネット選挙を良いものにするためには、まず、ネット選挙の「誤解」を解く必要があると思う。私は初めてネット選挙という言葉を聞いた時、「ネットを使って選挙ができる」と思ってしまった、しかし実際は、そうではなく、きちんと説明を聞かなければ、私のように誤解してしまう人がたくさんいると考えた。なので「ネット選挙」という名前は変えるべきだと思う。次に、ネット選挙のルールや情報をもっと分かりやすく、簡単なものにする必要があると思う。記事にも書いてあったように、ネット選挙のルールが難しく、陣営関係者も把握しきれていない。また、情報量の多さにどれを参考にしたらいいのか分からないという有権者が多いのでネット選挙を利用しやすいものにするべきである。さらに、ネット選挙を投票率アップにつなげるための工夫をしていく必要があると思う。ネットを見ていても、それを投票に行くという行動に移さなければ意味がないので、ネットを見た人が投票に行こうと思えるような工夫ができれば、投票率アップにつながると考える。今回のネット選挙は、消化不良に終わったが、ネット選挙は一度に大勢の人に見てもらえたり、伝えたりすることができるという良い点もたくさんあると思う。回数を重ねるごとに、悪い点を良いものに改善していき、有権者に定着していけば、ネット選挙を参考にして投票をしたという人が増え、投票率アップにつながると考える。