第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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福山市立福山中・高等学校 高2年 有木 千智(ありき・ちさと)さん

意見を聞いた人:母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

「日本と海外とのつながり」をテーマにして、これからどんどんグローバル化していく中で日本はどのような動きをするのかに興味を持ったので、この記事にしました。日本の企業がどんどん海外に進出していって、ベネッセの海外比率が25%に上ったということは、日本の教育が世界に広がってきているのだと思いました。日本の知的財産が世界に認められていることだと考えました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、「海外比率25%」に対し、日本の少子化で教育系企業が国内を離れ海外に目を向けているのではないかと考えてました。グローバル化も必要ですが、教育に関して世界が類似していくことを危惧していました。教育はその国の文化や歴史を背景に持って行うものなのではないかな、と話していました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

母と話し合って、一つの記事で全く反対の意見がでるのだな、と思いました。私は、日本の企業が外国に進出していくことで、日本の経済が成長したのではないかと感じていて、ただ単純に喜んでいました。しかし、経営者である母はその裏側にかくされたことを読みとっていて、新聞をさらに深く読んでいるな、と感じました。母と意見を交流して、自分の知らなかった日本の現状を知ることができ、もう一度日本の企業の海外進出について、考えなければいけないな、と思いました。母と意見交流した後の私の考えは、グローバル化はよいことだが、世界のそれぞれの国の独自性が失われてきていて、同じような文化になってきていることが現状であるならば、グローバル化のあり方について見直す必要があるということです。日本の海外進出によって、日本が世界に認められているということもありますが、それぞれの国の文化を大事にして、その中で日本のよさも伝えられたらいいと思います。