第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

三重県立宇治山田高等学校 1年 中川 沙希(なかがわ・さき)さん

意見を聞いた人:祖母、母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私はこの記事を見たとき、現代の日本は少子高齢化が進んでいるのに、どうして学童保育不足が問題となっているのか疑問に思いました。そこでこの記事を選ぶことにしました。

ここでは、放課後、帰宅の早い子どもの預け先がないという問題が深刻化しているとのことで、私は子どもたちがよりよい環境で育っていくためにも、学童保育を増やしていってほしいと思いました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母に聞いてみると、家に帰っても誰もいない生活は、まだまだ発育段階の子どもにとって悪い影響をおよぼすことになることもあるし、親も親で心配するから、親と子どものどちらもが安心して生活していけるように学童保育の増設をしていってほしいと言っていました。また、場所の確保も大きな問題なのかな、とも言っていました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

この不景気のなか、アベノミクスの経済成長戦略の一つに、女性の活躍の推進があります。少子高齢化が進み労働が減少する一方で、女性の就業率を上げれば国内総生産(GDP)が1.5%上がる、と国も試算しているそうです。安倍総理も、日本経済の活性化には女性のパワーが欠かせないと強調しています。そこで、共働きの家庭が増加してくると、母も言っていたように、子どもにとって悪い影響をおよぼす可能性も出てきます。場所の確保の問題もありますが、それには学校施設の活用が一番いいのではないかと私は思います。しかし学校側が教室を貸すことに消極的なところもあるそうです。学校は文部科学省、学童保育は厚生労働省という縦割をなくし、一体化して互いの良いところを生かし、その両方の役割を果たせると問題もかなり解決されると思います。学童保育への補助金を増額し、親も子も安心して過ごせる学童保育の増設は、必要不可欠だと思いました。