第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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名古屋市立緑高等学校 1年 吹田 花歩(すいた・かほ)さん
意見を聞いた人:母
(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
68回目の終戦記念日について新聞やニュースを見て、もっと知りたいと思い、この記事を選びました。そもそも日本という独立国の中に外国の軍隊が存在するのはおかしいし、もし米軍が必要ならば本土全体で均等に負担するべきだと思います。記事にもあるように本土の人にとっては、無意識の安心感があるのかもしれません。だからラミスさんの言う通り、まずなによりも沖縄の問題を他人ごととして見るのではなく、自分のこととして見ることが大切だと改めて感じました。
(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
母は『戦争は歴史の中の昔の出来事だと思っていたがこの近代的な今、違う形で戦争は続いているのかもしれないと改めて思う。なぜ日本はアメリカにとっていつまでも弱者なのか、平和憲法は沖縄にはないのと同じではないか。当たり前の日常が当たり前ではなくなることもありうるのだと強く感じるべきだと思う。』と言っていました。
(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください
米軍基地の約75%が沖縄に集中し、日本にいる約4万人のアメリカ兵のうち60%以上が沖縄に駐留している今、まさに「沖縄の中に基地があるのではない。基地の中に沖縄があるのだ。」という表現がぴったりです。私も母の言った通り、平和憲法は沖縄にはないのと同じだと感じました。しかし米軍がなくなるとすると日本の安全保障はどうやって確保するのでしょうか。自衛隊は憲法第9条に違反すると言われているし、自衛隊に頼るとなると憲法は改正するべきなのかどうか、改めて考え直す必要があると思います。私は、震災の時たくさんの命を救ったのは自衛隊だし、戦後70年近く武器をもって人を殺してもいません。だから自衛隊はなくすべきでないと思います。でもそのせいで戦争が起きてしまう可能性もあります。考えなければいけないことは数え切れないくらいあるけれど、まずは私たち一人一人が沖縄問題を他人事ではなく自分のことだと思い考え、一つずつ解決していけるといいなと思いました。