第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

埼玉県立川越女子高等学校 1年 山下 真帆(やました・まほ)さん

意見を聞いた人:母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

最近戦争に関する本を読んでいて、それに少しは関係ありそうだと思い選んだ。私は憲法を改正することと平和を維持することは切り離して考えるべきだと思う。9条改正が戦争につながるわけではないと思う。今はアメリカが日本を守ってくれるがもし万が一守ってくれなくなったら、相手にやられっぱなしだ。自分の身は自分で守るということを国はする必要がないとは言えないはずだ。平和維持、核の廃絶は強く訴えるべきだが、改憲に強く反対する必要はないと思う。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は「原爆で被爆した人にとって核廃絶は絶対の願いである。もしも9条を変えてしまい戦争をできる国にしてしまったら、もし万が一また戦争がおきてしまったとき今までの核廃絶を目指していた動きがなくなってしまうかもしれない。だから私は憲法の改正にも反対する。憲法を改正しないことは核廃絶のためにも必要だと思う。」と言っていた。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私と母の意見はだいぶ違っていた。私は切り離して考えるべきだと思ったが母は逆にそれは一つのつながったできごととして見ていた。戦争はもう二度としたいと思わないのは同じだった。私は被爆の体験者ではないから考えにくかったがたしかに母の言うとおり、原爆で被爆してしまった人たちは今の平和主義という憲法に強い願いをもっているのだろうと思った。憲法を改正してしまうことはそういう人たちの思いをふみにじることになる。記事にもあるようにこの憲法は犠牲の上に成り立っている。私はその核廃絶と憲法改正のことだけを考えていたがそれに対して強い願い、思いをもっている人がいるということを忘れてはいけないと思った。最初と180度意見が変わってしまったが、平和維持や核廃絶が今のままですすめられるなら改憲しないでいいと思ったし、あのときの犠牲になった人を忘れてはいけないと思った。