第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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湯沢市立湯沢北中学校 3年 成瀬 流奈(なるせ・るな)さん

意見を聞いた人:母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私はひとりっ子のせいか、どちらかというと赤ちゃんは苦手です。言葉は通じないし泣いてばかりで、どうすればよいかわからなくなるからです。だからこそ見出しを読んで、この記事にとても興味を持ちました。言葉も通じず何もわかっていない、と思っていた赤ちゃんに思いやりの心があるのだろうか、と。記事にある実験結果を読み、「なるほど、赤ちゃんにも思いやりの心や、勧善懲悪のような気持ちがあるのかもしれない。」と思えました。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

私を本好きにしたかった母は、1歳になる前から、私に絵本を読み聞かせていたそうです。「桃太郎」「かにむかし」など、昔話を読み聞かせると「主人公がピンチの時は表情を曇らせ、ハッピーエンドには笑って喜んだのよ。」と母。ですから母は、この記事を読み、「やっぱりね、そうだと思ってた。」と、推測が確信に変わったと言います。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

母の思惑通り、私は読書が大好きになりました。もちろん赤ちゃんの時のことは覚えていないのですが、そんな小さな頃から読み聞かせをしてもらっていたとは驚きです。気付いたら本を読むのが大好きになっていたので、母のやり方は有効だったのかもしれません。この記事にあるように人間の本質が『善』であり、母が乳児の頃の私への読み聞かせで、その片りんを感じ取ってくれたとしたら、とてもうれしいです。人間の本質が善であるなら、人間の未来は明るい、ということを示唆しているように思うからです。どんなに戦いや争いがあっても、いつか必ず和解し平和を築こうとする。それが人間なんだと。私はそう信じたいです。それに赤ちゃんに思いやりの心があるなら、私は赤ちゃんを誤解していたことになります。これからは苦手と思わず、自分から進んで関わっていきたいです。優しさと思いやりを持って接したら、楽しくコミュニケーションできるはず、と自信がつきました。