第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第4回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

奈良市立京西中学校 3年 安西 美玖(あんざい・みく)さん

意見を聞いた人:母

(1) この記事を選んだ理由と、記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

7月21日。参議院議員総選挙で自民党が圧勝しました。その自民党が行おうとしている政策の中で私は「憲法改正」というのが気になり、この記事を読んでみることにしました。最後まで読み終えると私は、ため息がでました。世界の平和を追求すべき日本が戦争に参加しようとしていると知り、信じられませんでした。また、憲法の96条を改正することで平和のために今まで築いてきたものが崩れるかもしれないという不安な気持ちにもなりました。日本の将来はどうなるのでしょうか。

(2) 家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、私とは違う意見でした。具体的には、日本をとり巻く環境や時代の流れに応じて憲法も変えるべきだという考えでした。しかし、アメリカとの同盟強化も日本にとって大切だという一方で集団的自衛権については慎重に議論を進めてほしいという点では同じ意見になりました。母の意見を聞いて、人によって考え方が違うことが分かりました。

(3) 話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

私の意見としては憲法改正は、全てを否定するのではなく、あくまで人々が安心して暮らせることを第一に考えての変更をしてほしいです。しかし、9条についてはやはり今のままの状態であってほしいです。たとえ自衛隊であっても戦争に協力してほしくありません。なぜなら、戦争の被害者はもうでてほしくないし、日本はいつまでも戦争に反対する国であってほしいからです。日本は戦争で多くの犠牲者を出すことで戦争の悲惨さと平和の大切さを学びました。それを今、忘れてしまっていいのでしょうか。日本は「平和主義」という素晴らしい考えを持っています。この考えは全ての国が平和になるまで世界に示すべきだと思います。戦争を手伝って他国を助けるのではなく、戦争を阻止することで助けてあげる、それが日本の役割になってほしいです。憲法によって日本が良くなるか、悪くなるかは国民みんなの考え方次第です。国民も政治家も真剣に考えていってほしいです。