第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

川口市立在家中学校 3年 影山 由衣(かげやま・ゆい)さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

私のまわりでは、ほとんどの人が携帯電話を使用しています。すると、友達と話しているときでも友達とではなく、携帯の画面と向き合う人が多く、コミュニケーションの場が少なくなっているような気がします。だから、この記事に興味をもちました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

今、便利だと言われているスマホが、子どもの手にまでわたってしまっていることに私は驚きました。中学生でも携帯を持っていてうまくコミュニケーションをとれない人がいるのに、小さい頃から携帯ばかり使っていては、将来の日本人の語学力やコミュニケーション力はどんどん低下してしまうのではないかと、私は少し不安に思います。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

簡単に操作ができて、次々に画面が変わるスマホは、子どもには格好のオモチャになるでしょう。しかし、そこにプラスの要素はなく、無意識の動きになると思います。考えるという基本に欠けそうで怖いです。親が楽になるからといって、むやみに与える危険性まで、考える必要を感じます。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

現代の生活は、どんどん便利になってきています。しかし、コミュニケーションの時間を削ってまでも、生活を便利にしていくことは、そんなにすばらしいことなのかと、私は疑問に感じます。私は今も携帯電話は持っていません。でも、だからこそ、自分の口で思いを伝え、自分の耳で聞き、自分の心や体全体でさまざまなことを学んでこれたんだと思います。小さい時は、それをゆっくりと学ぶことができる大切な時間です。その大切な時間を、ずっと家の中で一人で過ごしているような、そんな生活に費やしてほしくありません。

生活がより便利に、より豊かになっていくことは、たくさんの人が願っていることでしょう。しかし、そのために人と接していく時間が減っているこの現状が、私は残念でしかたありません。