第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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札幌市立啓明中学校 1年 幸田 梨花(こうだ・りか)さん

意見を聞いた人:父

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

「自由への闘い」。21年以上も国のため、あきらめずに民主化運動を続けてきたアウン・サン・スー・チーさんのことを記事で読んで、本当にすばらしい人だなと感じました。私は、スー・チーさんの名前はニュースなどで知っていたけれど、どんな活動をしているかは今回新聞を通して初めて知り、彼女の信念や気持ちに強く心をうたれたのでこの記事を選びました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私は、スー・チーさんの行動がまわりの人々を動かし、民主化に近づけたと思います。それは、スー・チーさんのように一歩踏み出す人がいないと何も変わらないし、彼女の勇気で国は少しずつ変化できたと考えたからです。また、軟禁生活は長くて絶望的だったと思います。もし、私がその立場だったら乗りこえられなかったかもしれません。しかし、それでもスー・チーさんはあきらめなかったことから、信念は強いものだったと感じました。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

父は、スー・チーさんは軍事政権に圧力をかけられても、気持ちにぶれがなくやりとげるまでし続けることができる信念の女性だと感じたそうです。まだ闘いは続くと思うけれど、今年から国政に参加できたことは民主化推進のために良かったと思うし、スー・チーさんに続く人材がどんどん出てきてほしいと話していました。私も早くミャンマーが民主主義の国になることを願っています。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

私は今回この記事から、努力は報われることと、強い信念は自分、そしてまわりを動かすことを学べました。また、ノーベル平和賞受賞から21年たった今、スー・チーさんはやっと受賞演説を行うことができました。この21年間の間に国際社会から孤立していたミャンマーは大きく成長したと思います。それは、やはりスー・チーさんが闘い続けた時間が示していると感じます。私はこの記事をきっかけに、スー・チーさんのことをもっとくわしく知りたいと思い、実際に「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」という映画を見に行きました。私がこの映画で特に心に残ったのが、スー・チーさんは夫と息子が国外退去となっても、家族との幸せを犠牲にしてまで祖国の民主化のために闘い続けたことです。そして今、ミャンマーは少しずつですが民主化に近づいています。それは、スー・チーさんの強い気持ちと、それを見た世界の人々の応援が力となって動いたからだと思いました。