第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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大阪市立玉川小学校 6年 伊藤 千尋(いとう・ちひろ)さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

私は、夏休みに原爆ドームに行き、そこでボランティアガイドの方の話を聞きました。原爆資料館だけでは伝わらないことも、たくさんあると教えて下さいました。この女性の証言もその一つだと思い、この記事を選びました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

「広島がなくなっていた。」という言葉から、私が行った広島のおだやかな町が、どれほど悲さんな状況だったかが伝わりました。「犠牲者の無念を伝えるのが、生き残った者の務め」という言葉が、心に残りました。つらい体験を思い出すことは大変だと思います。それでも、語ることで、私たちに平和の大切さを教えてくれていると感じました。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

言葉で伝える重みを改めて感じた。直接被爆していないので、語ることをためらい、何十年も苦しんでいる人がいることを初めて知った。この人のように、つらい体験を思い出し、平和への思いを伝えようとしている人がいることを忘れてはいけない。原爆を知らない自分にも、この方々の思いを、次の世代に使える責任があると感じた。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

今まで、戦争はおそろしいものだとしか思っていませんでした。あまり戦争の本や新聞も読んでいませんでした。広島で初めて、被爆体験者の話を聞き、真実を知ることができました。この女性は、つらい体験を思い出し、平和への思いを私たちに伝えてくれています。被爆体験者の年れいは、平均78さいです。近い将来、体験者がいなくなってしまいます。語り継ぐ人がいなければ、次の世代の人たちはこのことを知らないことになります。私たちは、おそろしいから話を聞きたくないと思わず、被爆体験者の話に耳をかたむけ、次の世代に正しく語り継ぐ必要があると思います。私は、今習っている英語で、世界中の人々に戦争について語っていこうと思います。