第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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立命館慶祥中学校 2年 三井 佳奈(みつい・かな)さん

意見を聞いた人:父

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

私は仙台に住んでいた時、東日本大震災を経験しました。仙台は福島原発から約100キロの位置にあります。銀行員の父は、被災した宮城県の企業を救うために頑張っていました。このように、新聞記事の原発被害者を救う弁護士と私たち家族に共通点があり、この記事を選びました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

記事の弁護士は偉いと思いました。弁護士は、原発被害者のお金の問題を解決するため、奮闘しています。被害者は多いのですが、少しでも多くの人の幸せを取り戻してあげるため、一生かかっても取り組むとしています。とても強い使命感と高い目標を持っています。また、解決のための適切な知識や方法を助言し、実際にとても感謝されています。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

父にこの記事を見せました。見習うと良いと言いました。困っている人、不安な人、苦しんでいる人を助け、そこから解放し、立ち直る道を示してあげることは難しく大変です。でも、とても感謝されるからやりがいがあるそうです。父は、仕事柄、弁護士と話す機会が多いそうですが、この弁護士の真摯(しんし)な姿勢はすがすがしい、と言います。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

私は将来、漠然とですが、人の役に立つ仕事がしたいと考えていいます。でも、まだ具体的な仕事は決まっていません。この弁護士のように、高い目標や使命感を持てたら良いと思います。人に感謝されるような技術もありません。私は被災地に住んでいましたが、助けられたことはあっても、助けてあげた経験はあまりありません。

記事を読み、父の話を聞いて、少し私の心に火がともるような感じがしました。もしも、人の役に立つ体験をしないままだと、この弁護士のような強い気持ちを持てないかもしれません。だからまず、人の役に立つ体験をしてみること、人の役に立つ仕事をしている人からやりがいについて話を聞いてみること、ここからはじめてみようと思いました。