第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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岡山市立岡山中央小学校 4年 増本 雄太(ますもと・ゆうた)さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

ロンドンオリンピックで健常者ランナーと一緒に走ろうとする両足義足のブレードランナー、ピストリウス選手が、自分がとてつもなく不利な条件になる中、どうして走ろうとしたのかを知りたくなったので。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

両足がないという不利な条件の中、夢に向かってあえて厳しいレースに挑んでいくピストリウス選手の姿に僕は感動した。義足の推進力を与えられフェアでないと批判もあったが、自分の可能性を信じ、強い意志と血のにじむ努力でオリンピックを勝ちとったのだ。自分に負けずに、常にベストをつくす彼の人間性にひかれ、目標にしようと思った。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

ピストリウス選手の走る姿に、涙が出てきた。きっとここまでの道のりは、とてつもなく厳しかっただろうに、それに負けずに自分を信じ、努力してきたことを考えると胸に熱いものがこみ上げてきた。また彼は、東日本の被災者に励ましのメッセージを送ってくれた。自分のことだけでなく、人を思いやる優しさもある、本当にすばらしい人だと思った。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

彼のモットーが書かれている記事を見つけた。そこには、「障害によってなにかができないわけではない。持っている能力によってできることがたくさんある」と書かれていた。彼の夢は障害の壁など関係なく、自分の限界に挑戦することなのだろう。だが、彼は、北京オリンピックで義足のことで出場認可をもらえず、裁判をして参加を認められた。しかし、記録突破ができなかった。どれほどくやしかっただろう。だから、その後きっと血のにじむ努力をしてきたはずだ。強い意志のもと自分のベストをつくし、夢の実現にがんばったのだ。ぼくは、彼から向上心を持って一生懸命生きるということを学んだ。ぼくにとって、彼は人生の目標だ。ぼくも、ベストをつくし、夢に向かってがんばりたい。