第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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愛知県立岡崎商業高等学校 3年 榎本 朝子(えのもと・あさこ)さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

この記事の見出しには、「喜んでもらえる服をつくりたい」と書かれています。私は服を買う時、“作った人”として思い浮かべるのは、工場で大量生産している人たちでした。しかしその前に、いろいろな工程を経て、一つの服ができます。私はその一つとして、この記事に興味を持ちました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

この記事を読んで、私も母にバッグを手作りしてもらったことを思い出しました。デザインは私がしたので、子どもっぽいデザインで単純な作りでしたし、このデザイナーさんのお母さんのように、売り物のレベルとまではいきませんが、今でも大切な思い出の一つです。鶴見さんには、この頃の気持ちを忘れずに、服作りを頑張っていってもらいたいです。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は小さな頃、編み物が好きだったそうです。編み方を習った時、こんな簡単なものの積み重ねで、こんな複雑なものができるんだ!と、ひそかな感動を覚えたそうです。だからどんな難しいことでも、きっと簡単なことの積み重ねだから、楽しんでこつこつとやろうと思った、という話を聞きました。母は和裁の専門学校に通っていました。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

私が尊敬する母の長所は、どんなことでも楽しんでやろうとする姿勢でしたが、「こんなところから来てたのか!」と思いました。この記事の鶴見さんも、“ずっと志していたわけではない”一度忘れてしまった夢をかなえたわけです。私の進路は別のものですが、10年後にはケーキ屋さんになっているかもしれません。これを読んでいる誰かも(良い意味で)別の何かに変わっているかもしれません。別に華やかだったり人気な仕事である必要はありませんが、自分の仕事(にちゃんと就いて、その仕事)を大好きになりたいです。それまでに面接の対策をしっかりして、目標の仕事に就いて、会社に必要な人間になりたいです。私も誰かに喜んでもらえる仕事をしたいです。最近では暗い話題も多く、新聞を読むと一記者の意見に少々がくぜんとさせられることもありますが、こういう明るい夢にあふれた記事に出会えて良かったです。今後の日本や世界も、多くの明るい話題にあふれてくれるとうれしいです。