第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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埼玉県立大宮高等学校 1年 黒崎 ひかる(くろさき・ひかる)さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

「異国の地で手塩にかけた選手を送り込む日本人がいる」。この一行に、きっと多くの人が興味をもつのではないか。私もその一人である。たった一人の若者が、異国の地で夢を違う形で追いかけている。その姿に大きく心が揺さぶられ、多くの人に伝えたいと思ったからである。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

私には「ユニセフに入り小さな子どもたちに語学を教える」という夢がある。夢をひたむきに追い続けるその姿は、私の夢に大きな力を与えてくれた。文化も違う言語も違う異国の地で、今もなお、前を見つめて走り続ける一人の女性。きっと数々の苦難を味わってきたに違いない。私も彼女に続きたい。多くの子どもに笑顔を届けたい。彼女の姿が私の原動力となる。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

異国へ行って指導するというのはとても難しいものである。しかし、彼女の柔道に対する信念が彼女を突き動かした。アラルコン選手がオリンピックの代表となり活躍することを期待したい。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

夢はさまざまな形でかなえることができる。藤後さんの夢のように。私はまだ高校生で、自分の夢への初歩段階を登っているところだ。これから自分も、文化の違い、言語の違いを乗りこえていかなければならない。苦難を乗りこえてこそ人間は強くなる。そう私は信じている。夢にむかって努力する。夢のために泣く。夢のために悩む。どれも地球上にあるどんな絶景よりも美しく輝いている姿だと思う。時にはその道の途中でつまずき転んでしまうかもしれない。信念。だれにも負けない信念があれば、いつでも立ち上がることはできると思う。再び走り続けることができると思う。人は無限の可能性を秘めている。それを生かすかは自分次第である。私は語学を通して、たくさんの子どもに夢を、信念を、自分を信ずる力を少しでも与えてあげたいと思う。そしてたくさんの小さな笑顔で学校を包みたいと思う。藤後さん、私に大きな原動力をありがとう。将来、異国の地に大輪の笑顔の花を咲かせることを、あなたの姿に誓います。